Buyer's Guide



<注意>
このページは、928をこれから購入しようとしている方を対象に、少しでも車選びの判断材料になればと思う内容を掲載します。
あくまで私の個人的な見解ですので、参考程度に留めてお読み下さいませ。
また、928オーナー(もしくはショップ)の方で、内容に異論・反論もでてくると考えられますが、その点は軽く読み流して頂いて、 内容に耐えかねる場合のみご連絡願います。致命的な間違いのご指摘は大歓迎です。


◆予備費用に60〜100万
初期トラブルに対応する為のメンテナンス費用として、車を購入する費用とは別に60〜100万円を準備しておいて下さい。
一見程度のよさそうな固体だとしても、見えない部分で消耗・劣化は確実に進行していますので、直ちに修理もしくは部品交換が 必要になる可能性があります。
さもないと、 928購入→故障→修理代が捻出できずにお蔵入り→全く乗らずに売却(T.T) ...なんて事もあり得ますので。
928は純粋なスポーツカーであるにも関わらず、国産車感覚で乗られている事が多いことも起因しているようです。

928は、乗らずに所有しているだけでもそれなりのお金がかかる車です。
任意保険の話ですが、928は車両の等級が最高ランク"8"で、ダイレクト系の損保ではリスク回避の為か車両保険に加入させて貰えません。
もし加入することができたら、是非ご一報願います。(^^)
・自動車税 →年間88,000円〜97,000円(新規登録後11年以上)
・任意保険 →年間50,000円前後〜300,000円前後(例:保険金額60,000円 = 30歳未満不担保、対人無制限、対物無制限、車両なし、10等級)
◆モデル選び
一言に928といっても、その歴史は奥深いものがあります。
1978年から1994年までの16年間生産が継続され、フルモデルチェンジは一度もなく、毎年のようにマイナーチェンジが繰り替えされ進化し続けました。
(928進化の詳細は、当ページ"History"をご参照下さい)
単純にスタイリングで分けるならば、928初代〜S3、S4/GT、GTSと3つのグループに分けることができますが、内容(エンジン、コンピュータ等の装備)は高年式であるほど進化しています。
個人的には、DOHC5,000ccエンジンでオンボードコンピュータとLSDが装備されている1990年以降のS4がお勧めです。私自身S4オーナーであることも理由の1つでありますが。(^^)
928初代 → 928S → 928S2 → 928S3 → 928S4 → 928GT → 928GTS
◆ショップ探し
928の購入を決意したら、いいポルシェ専門店を見つけておくことが重要です。
ここでいうショップとは、メンテナンスに安心して預けられるショップを指しています。
程度の良し悪しを見極められる目ききの方でしたら、ポルシェ専門店で購入するメリットはそれ程無いのかもしれません。

国産車・外車を問わずどのような中古車を買う場合にも該当しますが、程度の悪い車はそうでない固体と比較して維持費が余計にかかります。 928の場合はそれが顕著であり、ハズレ車を掴んでしまうと想像を超越する維持費がかかります。
928に対する思い入れが中途半端だと、とてもじゃないけど付き合っていけないでしょう。 そんな維持費も、928を数年維持しているうちに金銭感覚が退化?して慣れちゃいますけどね。(^^;
928がまともに動くようになるまで整備する為に100万〜200万を出費することは珍しい例ではありませんが 、費用対効果の高い整備ができるショップは意外と少ないようです。
市場に安く出回っている928の多くは、ろくにメンテナンスされていない状態であることを覚悟しておいて下さい。
まあ、湯水のように資金が調達可能な方には関係ないことかもしれませんが...。(^^)

ショップ選びに自信の無い方は、整備費用が少々高めであっても、ディーラー系(ポルシェジャパン、ミツワ自動車)が安心です。
ただ、並行輸入車についてはメンテナンスや修理を断わることがありますので、ディーラー系をお考えの方はディーラー車を購入した方が賢明です。
・自社工場を完備している →これはショップに行けば一目瞭然ですので、自分の目で確認されることを薦めます。
・928のメンテナンスに精通している店員もしくはメカニックが最低1人いる →ポルシェ専門店だからといって928に詳しいこととは限りません
・整備費用が適正である
・整備費用の正確な先行見積りが算出できる
◆国産車から乗り換える場合に覚えておきたいこと
928の場合、他のスポーツカーと同様にタイミングベルトの状態に気を遣わなくてはなりません。
最低でも、ベルトの張り具合と劣化状態は点検して下さい。前回の交換時期が不明な場合は念のために交換しておきましょう。
タイミングベルト交換の際は、同時にベルト類とウォーターポンプを交換することをお勧めします。
万一、タイミングベルトが走行中に切れた場合は、エンジンのバルブが破壊されてシリンダー内部を破片が引っ掻いてしまいます。
その際は、エンジンのオーバーホールが必要になり高額修理(80万〜150万)となりますので肝に銘じておいて下さい。
・ブレーキディスクの磨耗が早い = ブレーキを多用するドライビングでは、純正パッドでも2万km持ちません
・ブレーキローターの磨耗が早い = 走行4万km前後で交換時期です。パッド交換時にローター研磨をお勧めします
・タイミングベルト(コックドベルト)の交換サイクルが早い = 初期型〜S4/GTは走行4万km、GTSは8万kmが推奨交換時期です。
◆購入直後にすべきこと @油脂類の交換、補充
油脂類は、購入時に全て交換することを強くお勧めします。前オーナーがいつ交換したのか、どんなオイルが入っているか分かりません。
交換後それほど走行していなくても、時間の経過と共に酸化が進行して確実に劣化していきます。
・エンジンオイル
・ミッションオイル(オートマ車の場合はATF)
・ブレーキオイル
・ディファレンシャル(デフ)オイル
・パワーステアリングオイル
・クーラント(冷却水)
◆購入直後にすべきこと A重要部品の点検
・ブレーキディスクの磨耗状態
・ブレーキパッドの磨耗状態
To be Continue...